今日は、あるセミナーに行ってきました。

「実践的法務業務」と題されたセミナーの前半は、思ったとおり○○学習になってしまい、コメントすることができませんが、簡単にいうと・・・

あ、すみません、やっぱりコメントできませんでした

で、2部構成になっていまして、後半の内容が「実践的解決トレーニング」となり、グループディスカッションをやるというのです。

具体的なテーマは、セクハラ・パワハラの事例に取り組み、企業の窓口支援を経験するもの。
驚いたことに、女優さんがきて、実際にセクハラにあった人のように演技をするんです。こちら側は顧問社労士の設定。
どんなことがおきたのか、自分の気持ちはどうだったのか、会社や相手の上司に求めるものは何か、とかをロールプレイング形式で体験するものでした。

4つのグループに分かれて、それぞれどんな内容をヒアリングするのかを決めておいて、話を進めるのですが、後ろのグループの女優さん(被害者)は感情的になってしまい、かなりの大声での演技。いや、演技には見えない

うちのグループの女優さんには、やさしく聞き出すやり方をしたので、感情的にはなりませんでしたが、今にも訴えようとする気迫はそばでみててハラハラするほど

時間がきて、いったん終了すると、女優さんの顔はにっこり笑って普通の人に戻っていました。

次の設定は、パワハラで休職を余儀なくされた女性とその親が乗り込んでくるシーン。担当の社労士は私。
後から聞いたら、女優さんはしゃべらない設定だったようですが、こっちが話すことに下からにらみ返すような演技。(いやあ、迫真

最後まで引き込まれるような体験をしてきました。

最終的には、相手の言いたいことをきちんと聞いてあげること。
最悪の事態に向かわないように、気持ちをやわらげてあげること。
ただし、企業のリスクを下げるための、要求への安易な対応は禁物。

セクハラで訴えられて、勝手に合意したものだと思い込んでいても、「本当はいやだったんです」といわれれば、99%負けてしまうそうです

人対人との問題なので、デリケートに扱わなきゃならないものだと思いました。

しかし、俳優さんていうのは役者ですね〜中には、テレビに出ている人もいたようで、最後にはみなさん大拍手でした

心のケアも大切だと同感してくださる方も、セクハラ撲滅だという方も、カチッとひとつお願いします。
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