すごい方がいるから会ってみたら、という話を聞いて、昨日その方にお会いしました。

先々月40年続いた会社を自らたたみ、新たな事業展開を考えている。
と、ここまでは、2代目社長の方向転換かな、と思うかもしれませんが、驚きました。

御歳74歳

スーツ姿も乱れることなく、背筋もピンとしている。
滑舌もよく、全部自前だという歯もきれい。
何より、僕たち年下の人たちに対しても全然偉ぶらないんです。

そんな方がなぜ会社を閉めてしまったか。

営んでいた事業内容は悪くない事業でしたが、今後の先行きを思うと明るいものが見えない。
ならば、これからのエコロジーな世の中を考えての事業展開を図ろうとしたけど、役員たちがうんと言わない。とにかく反応が遅かったんだそうです。

それに業を煮やした社長は、会社を清算することを決意。
2億を超える負債もあったけど、自ら自己破産の道を選んでスタートを切ったそうです。

どこにそんなバイタリティがあるのか。

父親が42歳の若さで亡くなり、お母さん一人の手で育てられた。
お母さんは、96歳まで元気だったそうですが、一人屋台を引いて築地まで仕入れに行き、おでん屋をやっていたそうです。
お母さんのそんな後姿を見て育ったので、のんびりしていることはできなかったとか。
6人兄弟の長男で、その後4人の弟たちを起業させた。
一生懸命やらないと気がすまないので、動いてしまうんだそうです。

でも、全然偉ぶらなくて、一見人のいいおじいちゃんでした。


帰りがけ席を立ったその方は思ったより小柄で、握手したその手も思ったより小さかったですが、志は十分負けてない。

いつまでも、そんな熱い思いを持って生きられるってすごいですよね。
聞いてるこっちの背筋が伸びてしまいました。

さあ11月です。
あと2ヶ月間でどんな展開が待っているのでしょうか


今日も最後までおつきあいありがとうございます!

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