「上下関係の間に、お互いに尊敬する気持ちがあれば、

あるいは、お互いに尊敬される存在になろうという気持ちがあれば

うまくいくことはきっとある」


今読み終えた「小林正観」さんの本からの紹介です。

基本的に、親は子に、先生は生徒に、上司は部下に対して、指導的に優位な立場にあるところは社会全体が認めているところです。

でも、そこに尊敬される概念が存在しないと、人間関係もスムーズに流れていきません。

親は、親というだけで威張っていないだろうか。
先生は、むやみに生徒を怒鳴りつけていないだろうか。
上司は、部下に対して威圧的な態度をとっていないだろうか。


ある会社の社長さんが、部下を激しく怒鳴りつけていたそうです。

それを見て、「給料というのは労働の対価として支払われるものであって、「怒鳴られること」に対する報酬は含まれてないのですよね」というと、社長さんは黙ってしまいました。

いくら考えても、そのような報酬があるはずがありません。

「上司というのは、下の人よりも忍耐強く、寛容だから「長」なのですよね」

係長、課長、部長、そして社長。

そのカテゴリーの中で、最も忍耐強い人であるから「長」であるという考え方を話すと、

「社長の給料には、その忍耐料も含まれているのですか?」
とポツリともらしたとか。

一般社員の方よりも高い給料をもらっている人は、より大変な役目でもあることへの報酬として、それをもらっているという見方も出来るわけです。

その社長が、もう一言もらした言葉は・・・


「だから、俺の給料は安いのか・・・」


それからは、その社長さんがほとんど怒ることがなくなった、というお話でした。


上司もそうですが、学校の先生や野球を教えるコーチの人たちも、ただ失敗を責めるとかじゃなくて、どうしたら出来るようになるのか、みんなを尊敬しながらやっているんだという姿勢を見せなくてはだめだと思うんです。

初心を忘れてしまうと、自分の思う楽な方へと動きがちです。

なんだか、ほんわりとして、暖かい話だったのでご紹介しました


さあ、今日もゲリラ雨なんかに負けずにワクワクサマでいきましょう

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