週末の土日を使って、気仙沼の大島というところにボランティア参加してきました。

士業で復興支援をしたいと、司法書士の磨さん、行政書士の石下さん、社労士の平さんたちが立ち上がり決行となりました。
僕も、一度この目で状況を見てみたいと思いながら、なかなか機会に恵まれず、今回の参加が夏休み最後のチャンスとなるなあと思い行ってきました。

機会に恵まれないというのは語弊がありますね。
時間は作っていくものだとわかりました。

今回の参加は、磨さんと交流のある大阪のボランティア団体に便乗する形。
大阪からの参加者は、金曜の夜からの出発にもかかわらず、みんな元気な人たちでした。

気仙沼に入るまでは、震災の影響はほとんど感じられない感じでしたが、港近くに入ったとたんに、一帯の様子が激変
今まで写真で見ていた惨状が徐々に広がっていきました。
写真は後ほど・・・


ボランティアというと、家や道路の瓦礫の撤去が大仕事だなあと思っていましたが、僕たちに割り当てられた仕事は海岸の清掃。
朝散歩に出てみたとき、きれいな海岸なのに、何を掃除する必要があるのだろう。もしかするとこの地区は大きな被害がなかったのかな、などと思ってもしまいましたが、それは始めてからそんなに時間の経たないうちに理解することになりました。

砂浜や林の中には、得体のしれない発泡スチロールやプラスチックなど、どうみても土に還らないものが多く散乱しています。
それにまじって、ガラスや鉄骨なども多く、簡単に考えていた行動はすぐに汗へと変わりました。

一番大変だったのは、崩れて流されたアスファルトやコンクリートの屑。
かなり大きなものは5人がかりで運んだりして、なかなか作業が進まない状況もわかってきました。

たった半日ではありましたが、まだまだかかる復興への道のりの遠さを改めて感じました。

作業の最後に、指導してくださった現地のボランティアの方がこうおっしゃっていました。
「ここの砂浜は、日本の砂浜100選に入るほどきれいな砂浜です。
今年は無理ですが、来年以降ぜひ観光できて、味わってください。」


多くの人の支えを心から感じている人の言葉だと思いました。

当たり前と思っていた光景が当たり前でなくなってしまう。
でも、その風景も時間と共に当たり前になりつつある。
少しでも早い復興を期待したい反面、被災地は予想以上のパワーで進んでいると感じます。

これから冬に向けて厳しくなる東北地方。
また機会を作って訪れたい。
そして、きれいになった砂浜でのんびりしてみたいと思った2日間でした。

では、気仙沼の今の表情を写真で綴ります。

信号機が、下に落ちたままです
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建物が立っているのが不思議なくらいです
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あったはずの建物はありません
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港ではなく、民家の横に船があります
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お花屋さんは、違う場所で営業再開しています!
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かつては賑やかであっただろうお寿司屋さんのカウンター
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言葉がでません
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鉄骨は強いものではないのか
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電柱は途中で折れ、更に上でもう一度折れています
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スーパーマーケットのエスカレーターも止まったまま
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街のあちこちがこんなかんじです
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男山酒造の建屋の2階部分です
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気仙沼グランドゼロ
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ここから復興です
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第2弾はまたご報告します。


今日も最幸な一日を

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